リム幅とインセット
<リム幅とインセットの調整方法>
ホイールデザインだけではなく、ホイールサイズ( インチ / リム幅 / インセット )と車両とのコーティネートも重要なカスタマイズのポイントです。ここでは、車両やタイヤに 応じて、ホイールのリム幅やインセットを調整するホイール 設定の方法を説明します。
タイヤに合ったリム幅を選定
まずタイヤについては、スタイリング面、性能面両方の向上が得られるため、ノーマルよりも太いタイヤを選ぶ ケースが多いです。選んだタイヤの太さによって装着 可能なホイールのリム幅が決まるため、マッチしたリム幅 を選定します。
インセット值を設定
リム幅が決まると次のポイントはインナー側にある キャリバーやアウター側にあるフェンダーとの関係。 あまりにもプラスインセットの大きいホイールであれば、 フェンダー内側に干渉しています。逆にマイナスインセットの 大きいホイールであれば、フェンダーに接触したり、車体から はみ出てしまいます。タイヤやリム面がフェンダーからはみ出す と道路交通法違反となるため、インナー側とアウター側の バランスをよく考えたうえで、最適なインセット値を割り出します。
リム幅というのは、ホイールの奥行 を示すサイズです。タイヤを引っかけて 固定する両サイドのリム間のサイズで、 タイヤの幅に合わせて変えていかなけ ればなりません。 | インセットとは、リムの中心と車体の取り付け面(ディスク部)の距離を示した数值です(単位MM)。 リムの中心より取り付け面が外側なら( プラスイン セット )内側なら( マイナスインセット )になります。 インセットがプラスになるとホイールは車体の内側 へ引っ込み、マイナスになると車体の外側に出て いきます。 |
設計力
ホイールについて、最も重要な要素は軽量化?また剛性?
多数のお客様は軽量ホイールを求めています。 エンジンの改造を制限された状況で、出来る 限り重量を軽減して、もっと良い パワーウェイトレシオを追求します。ですから、 アルミホイールは軽量化の重点です。 鍛造アルミホイールは大幅に重量を 軽減することができて、アルミホイール の剛性も向上させることができます。 横方向剛性はタイヤが横の力を受ける時に変形 を抵抗する機械特性です。良好な剛性は力を 施す部分の変位を減らすことができます。 そのうえ、ホイールの変形や損傷はあまり 出てきません。 |
スポークの断面積を增加して、ホイール が重くなります。しかし、スポークの形状 は適切な設計を通して、高剛性だけ じゃなくて、ホイールの重量を増加させないことを確保します。ですから、ホイール の軽量化を追求する時、高剛性を維持 することができます。軽量化と高剛性の バランスは設計の究極目標です。